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不昧公ゆかりの茶室

 菅田菴及び向月亭、御風呂屋を含む菅田山荘一帯は、寛政4年頃に松江藩松平家7代藩主治郷(不昧公)により有澤弌善(号宗意)のために開設され、その指図により営まれました。また、向月亭とその庭は、不昧公の令弟雪川公の好みにより造られました。不昧公は放鷹の折など度々ここに臨み、御風呂屋に憩い、菴で喫茶されました。

 菅田菴以下の建物は、創建以来大小の補修を経て多少の改変もありましたが、大体旧規をよく保存されていたため、昭和3年2月同建物を含む山荘一帯は史跡名勝に、同16年5月菅田菴及び向月亭、御風呂屋は国宝に指定(同25年重要文化財に改称)されました。

不昧公寿像
不昧公寿像(月照寺蔵・部分)

略年譜

内容

松平直政、有澤直玄に菅田の山を与える

菅田に山荘(現在の古茶屋)を設ける

松平治郷、松江殿町有澤家老邸内に明々庵を建設する

松平治郷、菅田の山を造成し菅田菴を建設する

松平治郷(号不昧)没

明々庵が東京松平邸に移築される

不昧公百年忌茶会が催される

明々庵が菅田菴に隣接する萩の台に移築される

菅田菴が史跡及び名勝に指定される

菅田菴が国宝に指定される

菅田菴保存修理工事を実施する

菅田菴が重要文化財に指定される

昭和41(1966)年

明々庵が松江赤山(現在地)に移築される

不昧公没後百五十年祭が行われる

不昧公二百年祭が行われる

令和2(2020)年

菅田菴保存修理工事を実施する

※寛政2(1790)年とする説もあります。

令和元(2019)年

菅田菴が史跡及び名勝に指定される(追加指定)

年不詳

正保4(1647)年

安永9(1780)年

寛政4(1792)年 ※

文政元(1818)年

明治18(1885)年

大正6(1917)年

昭和3(1928)年

昭和16(1941)年

昭和24(1949)年

昭和25(1950)年

平成30(2018)年

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